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法螺貝

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もともとは、インドでお釈迦様が説法をされる時、人を集める為の合図として使われており、日本に伝わってからは武士達の戦の合図であったり、獣除けの道具であったり、仏教・修験道の世界では互いの意志の交流や神仏に対する神楽、法楽の法具として用いられるようになりました。
霊峰 石鎚山でも一社三ヶ寺(石鎚神社、前神寺、横峰寺、極楽寺)に於いて信仰の道場を同一にしながらも時代の権力等の影響によって対立があリましたが、法螺貝を通じて共に手をとり神仏一如不二一体の形態となりました。それぐらい法螺貝とは、たいへん力があり有難い法具なのです。
法螺貝共に石鎚山に登拝いたしましょう!!
   
法螺貝 偈文

我今吹大法螺響  がこんすいだいほうらしょう
遍至三千大千界  へんじさんぜんだいせんかい
經耳衆生滅重罪  きょうにしゅじょうめつじゅうざい
悉階得入阿字門  しっかいとくにゅうあじもん

『我が身は不動明王にして、今吹き鳴らす法螺の音は、遠く大宇宙の彼方まで響き渡るものなり。この音を聞きたる衆生の罪障は、即座に消滅し神仏の厚き加護を受けるものなり・・・』
(石鎚立螺法手引より抜粋)

                      合掌 南無石鎚大権現 院代  顕誠拝
by gokurakuji_houwa | 2014-06-17 10:11
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